会社員・公務員を中心とした不動産投資が今も昔も流行っています。
よくある不動産投資は「不動産オーナー」になりませんか?というタイプのモノです。
不動産オーナーになり、家賃収入を得るといういわゆる王道タイプの不動産投資ですが、私はこちらよりも「転売」をおススメします。
ちなみに私も1100万円の物件を購入し1400万円で売った経験もあります。
今回は不動産投資において転売をおススメする理由を解説いたします。

日本を取り巻く環境

まず、日本を取り巻く環境についてです。
ご存知の通り、日本は人口が減りつつあります。
他先進国と比較し、老齢人口が多く約3割もの方が65歳以上というデータが出ています。
厚生労働省が発表している統計でも、人口ピラミッドの形も「つぼ形」になってきており、2050年には老齢人口が約4割を超える超高齢社会になってきます。
この関係で日本には「空き家」と呼ばれる人が住んでいない家が増加しています。

そんな空き家も増え続けている日本で不動産投資は成立するのでしょうか?
賃貸物件のオーナーになるのも選択肢の一つですが、長期投資になるため30年後先は読めないというリスクがあります。
そのため、短期で売買ができてしまう「転売」の方が目利きさえできればリスクが少ない傾向にあります。

転売のメリット:安く仕入れることができる

転売する物件ですが、新築だと高いので今回の記事では新築は外しています。
しかし、中古物件だと安く仕入れられる可能性が高いです。
例えば、任意売却や競売物件と呼ばれる物件は早く買い取り先を見つけているので、通常の価格よりも1割~5割程度の価格で購入することができます。

任意売却とは、住宅ローンの返済ができなくなった場合、売却後も残ローンが残りますが、金融機関の合意を得てから売却する方法を言います。
任意売却は、市場価格よりはもちろん安いですが、ある程度近い金額で売れる可能性があります。
通称:任売(にんばい)です。

一方で、競売(けいばい)とは、住宅ローンを返済できなくなったとき、担保の土地や建物などの不動産を、裁判所を通して強制的に売却する方法になります。
任意売却と違い、裁判所を通すため、法的にその不動産が差し押さえとなり、新聞やインターネットなどで公表されます。
競売物件は任意売却物件よりかなり安く購入ができます。

転売のメリット:今風の間取りにすることができる

安い中古物件を買った場合、古い間取りだとしてもリフォームすることにより、今風の間取りにして売ることも可能になります。
例えば、300万円で買った物件を300万円でリフォームしてかっこよく仕上げた場合、900万円くらいの価値に変身することがあります。
ただこれは不動産屋さんと仲良くなっておく必要があります。
そこから情報を仕入れるのです。

転売のデメリット:税金がかかる

転売は税金がかかります。
購入後5年未満→約40% 購入後5年以上→約20%の税金がかかってきます。
不動産投資において税金が高めなので痛いですね・・・
しかし、住宅ローンで購入した場合は、特別控除を受けられる可能性があります。
3000万円までの控除が受けられたら大きいです。

住宅ローンの特別控除の記事はこちらです。

住宅ローンの特別控除って?知らなきゃ損な住宅を売って利益が出てしまった場合の対処法

さいごに

不動産の転売は目利きができるようになるのが必要ですが、目利きできなくとも信頼ができる不動産屋さんと仲良くなれるかどうかが重要になってきます。
私もそのような不動産屋さんと仲良くなったのでなんとか利益を出すことができました。
少しずつそのような人脈を増やされるのもおススメします。