日本経済は過去をさかのぼると、1954年~1973年の間に高度成長が起こり、実質GDPは9.1%/年の成長率を誇りました。
また、1973年~1991年までは安定成長期で高度成長ほどでないですが、完全に先進国の仲間入りを果たし、それと同時に日経平均(日本経済株価指数)も右肩上がりに上がっていきました。
その後の日本は紆余曲折を経て、今の相場に落ち着いています。
日経平均株価とは、英語圏ではNikkei 225と呼ばれる、日本を代表する上場企業の225社の平均株価のことですが、日経平均株価は日本経済そのものを表す大事な指標になります。
今回の記事では、日経平均株価の推移を中心に株式投資を見ていきます。

1980年代後半のバブル

バブル時の日経平均は、1989年の38,975円を達成しました。
これは日経平均史上最高値になり、今なおこの記録は塗り替えられておりません。
このくらいの年代で私は生まれましたが、当時の日本はお金がお金を呼ぶといった形です。(いまの中国やインドみたいな感じですね)
すべてが好循環になり、バブル世代は消費するお金も非常に多く、街中が狂乱・・・
この時は銀行の金利も高い時代なので、お金を預けても増える・・・
不動産の土地の価格も暴騰する・・・

私は全く体験していませんが、夢のような時代ですね!
うらやましいです。

1993年:バブル崩壊後の日本

1991年~1993年は景気後退期間と呼ばれており、これが俗に言う「バブル崩壊」になります。
このバブル崩壊を機に、日本は「失われた20年」という苦渋を舐めさせられます。
私は物心ついた時から、日本の景気は後退しており、将来に対して不安しかなかったのを覚えています。
日経平均を見てもバブル崩壊から右肩下がりに下がっていったのを筆頭に、実は日本がすごかった時代って実感していないからあんま分からないんですよね。

実際、2003年までは日経平均株価が右肩下がりに進んでいきました。

2004年から右肩上がりに復活していきます。
この時はいざなぎ景気以来の好景気だと言われていました。
その当時を生きている人たちはそこまでその恩恵を受けている人はいなかったかと思いますが、実際の日経平均を見ても右肩上がりに復調しているのですね。
突然、それは終焉しました。
そうあのリーマンショックが発生したのです。

2008年:リーマンショック発生

20代・30代の方でも分かるかと思いますが、2008年にアメリカでリーマンショックが発生。
その後、世界各国の経済が悪化したのはもちろんこの日本でも経済が悪化しました。
リーマンショック発生後の日経平均株価は2009年3月の7054円です。
この価格は日経平均史上最安値で、今では考えられない数字をたたき出しました・・・

その後、空前の大不況が訪れ、就職難に見舞われた方も多いと思います。
(かくいう私も就職難の時期でした・・・)

世界中の景気が悪化したため、ドルやユーロが売られ、円などの通貨が買われるようになり、空前の円高が発生。
ドル円はまさかまさかの「80円」を切るという異例の事態に発展しました。
2019年4月現在、112円くらいの相場なので、今と全然違いますね!

そして後を追うように2011年に東日本大震災が発生し、さらに景気が悪化しました。
日経平均は1万円を切るか切らないかといったところでした。

2013年:アベノミクス発動~2019年現在

安倍晋三首相に代わり、アベノミクスという経済政策が発動されました。
アベノミクスとは、第二次安倍内閣で打ち出された一連の経済政策のことです。

大胆な金融緩和政策
機動的な財政政策
大胆な金融政策

上記は「3本の矢」と呼ばれています。
特に金融緩和政策は日銀黒田総裁とタッグを組み、異次元の緩和政策を行った結果、日経平均株価が30%以上上がりました。
円高→円安に切り替えることに成功し、インバウンド景気(外国人観光客が来ることによる景気)が生まれました。

私は政治的なことは口出しをしませんが、日経平均的に言うと、アベノミクスは効果があったと言えます。
そして、日経平均は2019年現在も右肩上がりで高値を更新し続けています。

2019年以降の戦略は?

日経平均が上がるかどうか、あなたはどう思いますか?
世界恐慌があったら分かりませんが、私はこれからも日経平均が上がるほうを予測しています。
その理由は、強烈なインバウンド景気が予想されるからです。
日本では、2020年に東京オリンピック、2025年に大阪万博が開催されます。

2019年は少しずつですが株式投資をしていこうと考えています。
その中でも、IPOはすごく良い手法だと思います。
その抽選を勝ち取ることができれば、最強ですね。

IPOの記事はこちらです。

IPOは利益が出る?IPO(新規公開株)の魅力と現状について解説!