これは良くインターネット上にある金融関係のサイトやブログで見かけます。
「キャッシング審査に100%通りお金が借りられます」とか「絶対審査に通るカードローンはこれ!」などという表記があったりします。
ちなみに、これには100%や絶対の他にも「必ず」や「確実」などという表現も使われています。
そして、現在お金に困っている方でキャッシング審査に詳しくない方は、「とにかくすぐにでもお金を借りたい」という思いから、こういった甘い言葉に誘惑されてしまい審査に申し込む傾向があります。そこで、現在お金に困っている方がこういった言葉に負けて審査に申し込む=「審査に100%・絶対」などという事はあるのでしょうか?
今回はそちらを踏まえて解説いたします。
目次
キャッシング審査に100%や絶対、確実などと言うものはない
まず最初に結論を言います。
キャッシング審査には100%や絶対、さらには確実などというものはありません。これは断言する事が出来ます。
というのも、審査に申し込む方には、年齢や年収、さらには勤務先や現在及び過去の支払い状況など、属性や信用情報が異なっているためです。
金融機関が求めている属性次第では、年齢が20歳の方と50歳の方、年収が200万円と400万円の方、公務員の方とパート・アルバイトの方など、属性に大きな違いがある場合にはスコアリングに差が出てしまうのです。
もっとも、スコアリングではある属性の評価が少し低くても、他の属性の評価が高ければトータルで審査に通る事は可能ですが、中にはたった1つの属性の評価が悪かっただけで審査に通らない可能性もあるのです。
ただ、どの属性を評価しているのか?については金融機関ごとに異なっていますので、スコアリングの中身については金融機関の審査部の方にしか分かりません。
どの程度の属性が揃っていれば審査に通る可能性があるのかは、今までの経験や事例によってある程度は分かってきています。
結局どこが重要視されているの?
具体的にどれが重要視されているのかについては金融機関によって異なっているのです。
つまり、審査についての詳細な部分が分からない限り、審査に通るか通らないのかは実際に審査に申し込んでみないと分からないのです。
審査では、年収も多く、勤続年数も長いので審査に通るだろうと思っていた方が審査に通らなかった、年収が少なく勤続年数も短いのでどうだろうと思っていた方が審査に通ったなどという事例はいくつもあります。
ネット上に出ている、審査に100%通ります、このキャッシングだったら絶対に通りますなどの甘い言葉に惑わされないようにしていただければと思います。
連続して申し込みはダメ
連続しての申込は審査に悪影響を与えますので注意してください。
早くお金を借りたいがために、ネット上の100%や絶対などの甘い言葉に惑わされてキャッシング審査やカードローン審査に連続で申し込んでしまうと、本来であれば通っていたかも知れない審査にも通らない可能性がありますので注意が必要です。
これは、短期間での複数の申し込みは、金融機関から申込者がお金に困っているのでは無いのか?と思われるためです。
普通に考えても短期間に連続して審査に申し込んでいる事が分かれば、この申込者はお金に困っているためとにかくお金が必要なんだなという事が一発で分かりますので、短期間で審査への複数申込は控えた方が良いです。
これはキャッシングだけでなくクレジットカードでも同様なことが言えます。
連続して申し込みをすると、CICという機関から目を付けられるため、厳禁と言われています。
さいごに
今回はキャッシングに100%はない、ということを解説させていただきました。
実際に金融機関がどの項目について審査をしているかはブラックボックスになっています。
しかし、堅実にクレジットカードの支払いとかローンの滞納とかがなければ、問題なくキャッシングを受けることも可能になるかと思います。
日頃から支払いをきっちりして履歴はきれいにしておきましょう!