ドルコスト平均法とは、株や投資信託の金融商品を定期的に一定額を購入していくやり方です。
あのテレビにもよく出てくる実業家の勝間和代さんもドルコスト平均法を勧めています。
(興味ある方は2007年出版された「お金は銀行に預けるな」という書籍をご覧いただければと思います。)
なぜドルコスト平均法は有名な投資家、著名人の方を含め愛される手法なのでしょうか?
今回はなぜドルコスト平均法が投資に有効なのか、その理由について解説していきます。

ドルコスト平均法(定額購入)とは?

ドルコスト平均法とは、金融商品を一定額(例えば月10,000円)を定期的に購入していく方法になります。
例えば、毎月1万円で株を購入するとします。
3月は1万円で100株購入できたけど、4月は1万円で80株を購入できた、といったように1万円という一定額で株を購入していきます。
ドルコスト平均法は多くの投資家になぜ使われているのかについては、毎月金額を固定して金融商品を購入ができることで、結果的に長期目線でプラスになることが多いからです。

定額購入と定量購入という考え方がある

定額購入=ドルコスト平均法と考えていただいて問題ないですが、その一方で、定量購入は金融商品を定量的に購入していく方法になります。
例えば、毎月とある会社の株を毎月100株購入していこうと購入する量を決定する形を「定量購入」と呼びます。

定額購入:毎月1万円で毎月〇〇株購入していく方法
定量購入:毎月〇万円で毎月100株購入していく方法
定額購入の方が超低金利時代を生きる私たちにとって積立額を見ることができるのでおススメです!

ドルコスト平均法のメリット・デメリット

ドルコスト平均法を導入すると大きなメリットがあります。
もちろん少しのデメリットもありますのでそちらも解説していきたいと思います。

ドルコスト平均法のメリット① 機械的に購入するので再現性が高い

ドルコスト平均法は前述の通り、機械的に購入していくので非常に再現性が高いです。
そのため、大勝ちは決してしないですがある意味負けも少ないので、投資初心者の方でも問題なく行うことができるのが魅力です。
良い商品を目利きし、あとは機械的に買っていけば少しずつ増やしていくことが可能になります。

ドルコスト平均法のメリット② メンタルとルールが確立される

ドルコスト平均法を行うとメンタルに左右されなくなります。
その理由は、毎月一定額を決まった日に購入するからに他なりません。
ある意味、ドルコスト平均法を使うことによりルールを守って購入することができるのです。
ルールから逸れてしまった時に、判断がぶれてしまい、お金を失ってしまうことがあります。
お金を失う理由に「メンタル」と「ルール順守」という大切な概念を忘れてはなりません。

ドルコスト平均法のメリット③ 複利効果を存分に使える

ドルコスト平均法は時間を味方につけて投資していきます。
再現性の高い商品で時間を味方につけると「複利」を使ってお金を増やすことができます。
複利について下記の記事にまとめていますのでご覧ください。

貯金をするだけでなく資産運用をしてみよう!<資産運用のススメ>

ドルコスト平均法のデメリット 安い時に大量に購入できない

ドルコスト平均法はデメリットもあります。
ドルコスト平均法を用いると、購入単価は一定になり、毎月の同じ日に購入をするため、安くなった時に大量に購入ができないことです。
ドルコスト平均法は極力ギャンブル性を排除した方法のため、安定度が高くなりますが大きな利益を取るのは難しい方法でもあるのです。

大きな利益をかっさらていくトレーダーや機関投資家は、株価のチャート等の画面を張り付いてみています。
安くなったタイミングで購入し、価格が高くなったタイミングで売却できれば最高なのですが、それはなかなか難しいですよね・・・

おススメのドルコスト平均法型の金融商品は?

ドルコスト平均法型の金融商品でおススメの商品はなんでしょうか?
ここは気になることですが、最もおススメの金融商品は海外積立だと判断します。
なぜなら、海外積立は日本の積立よりも高金利でかつ安全性が高く実績も出ています。
日本にいても契約ができるのが魅力です。

それ以外だとウェルスナビやTHEOといった自動積立型プログラムもいいですね。

さいごに

今回はドルコスト平均法について解説しました。
ドルコスト平均法は爆発性はないですが、最強の投資方法の一つになります。
銀行に預けるよりも資産性のある商品に勝手に天引きされるような仕組みを作ったほうが将来のためになります。
ぜひ、ドルコスト平均法型の商品も一つの選択肢に入れてみてください。