キャッシングは「サラリーマン金融=サラ金」と呼ばれていたこともあったので、消費者金融のイメージは良くありませんでした。
昔の武富士のCMでは30%くらいの金利で貸し出していたという時もあり(いわゆるグレーゾーン金利)、消費者金融のイメージは良くなかったのです。
それが、近年の消費者金融のキャッシング(アコム、プロミス、レイク等)は、テレビCMや各種広告にお金を出して積極的に広報活動しており、さらにテレビCMには有名タレントを数多く採用しているので、すごくきれいなイメージになってきているのが現状です。
そのため、昔よりイメージが良くなってきている関係のせいか、近年では多くの方が気軽にキャッシングを利用しているようですが、キャッシングをするのであれば借りすぎないように気を付けるべきです。
今回はそんな気軽に借りることのできる「キャッシングの注意点」について解説していきます。
目次
なぜ気軽にキャッシングするの?
近年の消費者金融のキャッシングは、2010年に行われた貸金業法の改正により、利息制限や過剰貸付けの抑制などにより利用者が安心して借入できるようになりました。
それまでは、利息制限法による上限金利と出資法による上限金利の間の金利=グレーゾーン金利によって、消費者金融=高い利息が取られると思われていました。
グレーゾーン金利(グレーゾーンきんり)とは、日本において2010年(平成22年)6月18日施行の貸金業法及び出資法改正前に存在した利息制限法に定める上限金利は超えるものの出資法に定める上限金利には満たない金利のこと。利息制限法によると利息の契約は同法で定められた利率を超える超過部分は無効とされている。by wikipedia
ただ、この貸金業法の改正による過剰な貸付の抑制によって、専業主婦や無職などの収入がない人たちの利用が難しくなってしまったのも現実としてあるんですよね。
もっとも、専業主婦や無職など収入が無い人は、キャッシングを利用したとしてもその後の返済が困難になる事は目に見えています。
これらの人がキャッシングの利用が難しくなったのも仕方がないかも知れませんね。
気軽な借金をしてはいけない
最近のキャッシングはインターネットでも簡単に行えるようになり、また即日融資や無利息サービスなどのサービス向上も手伝って、審査に通りさえすれば誰でも手軽にキャッシングを利用する事が可能となっています。
ただ、ここはよく肝に銘じてほしいのですが、手軽になったとはいえキャッシング=お金を借りる=借金だという事なんです。
つまり、借金=返済の義務が生じます。
借りたものは何があっても必ず返済する必要があるのです。
返済が出来なくなれば、その情報が信用情報に登録されるため、その後数年間はキャッシングを含めた他金融商品の利用も出来なくなってしまう可能性さえ秘めています。
毎月少額の返済だからといっても、返済が少額=借金をしている事自体の間隔が鈍るため、さらに借金を重ねた結果、多重債務に陥る可能性もありますので、借金=必ず返済しなければならないという事を肝に銘じてキャッシングを利用して下さい。
その借金は理由がある借金ですか?
よくありがちなのは、ブランド品を見せつけたいから借金をする、パチンコをしたいから借金をする、といったような借金をする方が多くいらっしゃいます。
そうするとより借金が膨らんでしまいます。
そのため、ただ借金を返すために借金をするという負のスパイラルに陥ります。
このような借金は理由のない借金だと考えています。
しかし、理由がある借金をするのはOKだと私は考えています。
例えば、会社経営をするためには、ほとんどの会社は借金を背負って経営しています。
借金を背負うことによりより大きな事業をできると考えているからです。
会社を例にとると大げさになってしまいますが、例えば個人でも「資格を取る」とか「MBAを取るため」とか「メンターとなる人に教えてもらうため」とかの理由であれば借金をしてもOKだと考えています。
借金をするのであれば、その理由がしっかりしているか改めて考えてみてください。
さいごに
今回は気軽にキャッシングをするべきでないという話でした。
借金をするのであれば、しっかりとした理由を見つけてから借金をするようにしてください。
借りることは悪ではありませんが、そのキャッシングは本当に意味のあるキャッシングかどうかはしっかりと吟味したほうが良いですね。