1日あたりの日本のGDPと金融市場で動くお金の量はどっちが多いのでしょうか?
結論から言うと、日本の金融市場で動くお金の量の方が多いです。
割合で言うと、GDP:金融市場=1:100くらいの割合で違い、つまり、100倍違うと言われています。
ちなみにGDP(Gross Domestic Product)とは、国内総生産の略であり、一定期間内に国内で産み出された付加価値の総額のことです。
分かりやすく言うと、日本国内の商品・サービスが動いたお金の量のことをいいます。
世界のGDPのランキングは、1位:アメリカ、2位:中国、3位:日本となっており、長年2位の座を守っていた日本は中国の成長に負ける形で2位の座を明け渡しています。
今回の記事では、GDPと金融市場についてとどちらに身を置いた方がよいかについて解説していきます。
目次
GDPと金融市場の金額の違い
GDPと金融市場の割合は上述の通り、1:100になります。
それでは日当たりのそれぞれの金額はどのくらいなのでしょうか?
日本国内だけで比較すると
金融:150兆円/日
のくらいの差が日々生まれています。
そう考えると、金融市場はいかに大きな市場であるかということが分かります。
実体経済と金融市場の給料比較
実体経済の中の有名人と言えば、スポーツ選手です。
スポーツはスポーツを通じて夢を与えるれっきとしたサービスになります。(つまり、GDPに置き換えられるのです)
例えば、2019年4月現在、スポーツでの長者番付1位はアメリカのフロイド・メイウェザー選手(ボクシング)です。
メイウェザー選手は大みそかに日本の那須川天心選手と戦った相手なので、日本人でも有名な選手ですね。
そのメイウェザー選手の給料は313億円とよばれています。(スポンサー料含む)
とてつもなく大きな金額ということが分かります。
その一方で、金融市場ではどうでしょうか?
金融市場ではヘッジファンドと呼ばれる運用する集団がいます。
そのヘッジファンドのトッププレイヤーは22億ドル(約2.4兆円)の給料をもらっていると言われています。
Forbesが出しているデータなので間違いはないですが、このような数字は見たこともない数字ですよね。
ヘッジファンドのトッププレイヤーって誰?
夢を与えるスポーツ選手や芸能人の名前は日本中、世界中に知れ渡っています。
しかし、それだけ稼ぐヘッジファンドのトッププレイヤーの名前はほとんどの方は知りません。
そのくらい知名度に差があるのは事実です。
マイケル・プラット(ブルークレスト・キャピタル・マネージャー) 20億ドル
この二人がトップを走っています。
実際はこの中から成功報酬という形で手に取るので、この額よりは少なくなりますが、上記金額を稼いでいるのは事実です。
あなたはこの二人の名前をご存知ですか?
おそらく「知らない」と答えるはずです。
2位のジェームズ・シモンズは数学者でありながら「クオンツ理論」に基づいた投資手法で財を成した天才の一人です。
クオンツ理論は、再現性を持たした手法なので、ぜひ別の記事にてご提供する予定です。
1位のマイケル・プラットは徹底したリスク管理でとんでもない年率をたたき出しています。
さいごに
今回はGDP(実体経済)と金融市場の金額の違いについて解説しました。
日本だけで見ても実際に動くお金の量は100倍も違ってくるとは驚きです。
普段、我々は実体経済の中の人間ですが、少しでも金融市場に資金を投入すべきというお話でもありました。
世の中には色々な資産運用があり、あなたに合った資産運用をすべきです。
実際に貯金だけしても意味がないので、ぜひ色々やってみてくださいね!