衝撃のニュースが飛び込んできました。
なんとレオパレスが債務超過100億円に陥ったというニュースです。

当初はコロナの影響で決算発表を遅らせるということでしたが、再度決算発表を遅らせて話題に。
本来は9月30日に発表する予定でしたが、なぜか情報が洩れてしまい、すでにyahooニュースなどで取り上げられています。
今回の記事では、レオパレスが債務超過100億円になったニュースを掘り下げてみたいと思います。

事の発端は違法建築物件の発覚

レオパレスの物件に住んだことのある人もいるかと思います。
レオパレスの物件って壁が薄いイメージありませんか?

大学時代に住んでいた友人の部屋も社会人で知り合った友人の部屋も壁が薄くて隣の人の声が丸聞こえでした。
当時からなんでだろうと思っていましたが、楽待という大手不動産メディアでは噂レベルのレオパレス伝説を検証した動画があります。

この動画を見ると、建物が傾いていたり手抜き工事の跡が見受けられますね。
自分が入居者だったら絶対怒っていますね・・・

界壁の問題

建築基準法では共同アパートに「界壁」という箇所を設置しなければなりませんが、2018年4月に界壁問題が発覚し、世間を騒がせました。
ガイアの夜明けで3度にわたり特集されたので覚えている人もいるかもしれません。

界壁とは、「防火」「遮音」について建築基準法等、関係法令の技術的基準に基づく性能を満たし、小屋裏・天井裏まで達するように設ける必要がある、と建築基準法に記載があります。
レオパレスは展開する6シリーズにおいて、「界壁がない、または、違法建築である」物件があることを公表したのです。
数はなんと14,000近くの物件で違法建築が見つかっているとのこと。

高額な物件にも関わらず、施工費をケチって違法建築物件をオーナーに渡しているのはありえないですよね・・・

レオパレスの債務超過の詳細はもふもふ不動産さんのチャンネルで特集されています。
すごく分かりやすく論理的に解説されています。

レオパレスオーナーはどうなる?

投資には格言があり、よく「投資は自己責任」と言われます。
不動産のオーナーになることは自身の考えに基づいて「投資する対象」を「自己の責任で投資」をするというリスクを考慮した上で投資をしなければならないことは重々承知だと思います。

しかし、このレオパレス問題に関しては、明らかに違法建築という愚行を犯しているレオパレス側に責任があります。
晴れて不動産オーナーになった人がまさか「違法建築物件」という誰も引きたくないようなババを引かされるとは思ってもいないことでしょう。

私はレオパレスオーナーではありませんが、レオパレスオーナーに同情したくなる・・・そんな気持ちを持っています。

入居率は80%以下に・・・

入居率は90%以上だったレオパレスが昨今の問題でついに入居率が80%以下になってきました。
このことは収入が減っていることを表し、界壁問題を解消して合法建築に戻すために支出が増えているはずです。
これらをまとめて、かなり財務状況が悪くなっているのではないでしょうか?

もはや契約書記載の家賃保証はされていないという話も聞きますし、レオパレスとともにオーナーも倒れるのか?
今のまま続けば、倒産する可能性は非常に高いと思います。

レオパレスの任意団体が様々あるみたい

レオパレス問題を色々調べると、様々な任意団体があるということが分かりました。

それぞれがレオパレスの未来についてどんな動きをすればよいのか?と議論されている団体です。
どの団体が良い、悪いということではなく、少し紹介していきます。

レオパートナーズ倶楽部

レオパートナーズ倶楽部というレオパレスと共存共栄していこうという任意団体です。
ザイマールさんというyoutuberが良く動画をアップロードしています。

後述するLPオーナー会とは対立?しているっぽいですね。

LPオーナー会

過激派?に近い団体という印象でレオパレスをつぶす?くらいの勢いで活動されている団体のようです。
しかし、以下の動画を見ると、レオパレス倒産後の動きをしっかり見ている感じがしました。
恐らく、LPオーナー会の代表者がレオパレスの界壁問題に切り込んでいったと思われます。

 

レオパレスオーナーさんにとっても株主にとっても早くこの問題が収まってほしいと切に願います。