youtubeを見ていたら世界のヨコサワというyoutuberが面白い話をしていたので、共有します。
そのタイトルは「【必勝法】カジノの勝ち方、全て話します。〜なぜあなたはギャンブルで負けるのか〜」という動画。
その語り口からしっかり彼の理論が聞けるので、彼の動画はぜひ見てほしいです。
世界のヨコサワが語る投資に必要な「プロスペクト理論」について解説します。

プロスペクト理論とは

プロスペクト理論とは、利益が出ていると人間はいまある利益を伸ばさずに確実に利益を取りにいってしまい、一方、損失を目の前にすると損失そのものを避けてしまう行動をしてしまうという理論です。
これは思い当たる方も多いのではないでしょうか?
私も間違った行動をとってしまうことがあります・・・

世界のヨコサワとは?

世界のヨコサワは、プロギャンブラーで、ポーカーの世界王者になったことのある方です。
今はyoutuberで活躍されていますが、以前は大学を中退し、その後FXトレーダーをした後にWEB会社を経営していました。
なんでもFXトレードでも月400pipsを抜き、月利20%の利益を出し続けていたとのことで、その道でもプロ並みです。
しかし、ありあまるポーカーの情熱を忘れられず、プロギャンブラーの道に行くことに。
投資家からギャンブルも投資として考えることができるということ。

なかなか波乱万丈な人生で素晴らしいですね。

世界のヨコサワが考えるギャンブルの勝ち方とは?

世界のヨコサワが考えるギャンブルの勝ち方はこちらになります。

ここで語られている内容は「期待値だけを追う」ということが終始一貫して話されています。

ギャンブルのパラドックス

有名な「ギャンブルのパラドックス」という話を例にとっています。

【ルール①】
表がQ(クイーン)と裏のカード:1枚
両方とも裏のカード:1枚
この2枚を使ってギャンブルをし、ポケットに入れて1枚をひきます。

【ルール②】
引いたカードをひっくり返してQが出た→1万円をもらえる
引いたカードをひっくり返したら裏が出た→1万円を払う

というルールでギャンブルを行ったとします。
ここでポイントとなるのが、引いたカードは「裏」で出てこないといけないということです。

いきなりQが出てきたら、ギャンブルとして成り立たないためポケットに戻さないといけません。
このギャンブルは一見、Qが出るor裏が出るだけの1/2かと思いきや、Qが出てしまった場合は戻さないといけないということは・・・
つまり、勝率は1/4になるため、このギャンブルには参加しないほうが良いのです。
なんとなで考えるのではなく、これを瞬時に考えられるかが重要になります。

プロスペクト理論につながる有名なアレのパラドックス

アレのパラドックスという有名な理論があります。
世界のヨコサワは分かりやすい例で説明してくれています。

あなたは下記のAかBかどちらかを選択しなければいけません。
どちらを選択しますか?

A:8万円をもらえる
B:85%の確率で10万円もらえるが、15%の確率で1円ももらえない

Aは絶対に8万円もらえますが、Bは10万円をもらえる確率が10万円ありますがもらえない時もあります。
一見、Aを選んでしまいがちですが、実はこれは期待値的にはBの方が良いのです。
でも、ほとんどの人はAを選んでしまうんですね。

【利益の期待値】
Aの期待値:8万円
Bの期待値:8万5千円

期待値利益は上記となりますが、人間は利益を小さくしてしまう行動を選択することが多くなります。

損失を被る時の人間心理

さて、もう一つ質問があります。
あなたは下記のCかDかどちらかを選択しなければいいけません。
どちらを選択しますか?

C:8万円を確実に払う
D:85%で10万円を払うか15%で1円ももらえない

この質問に変えると、ほとんどの人はDを選びます。
これも期待値的に言うと実はCの方がよいのです。

【損失の期待値】
Cの期待値:8万円
Dの期待値:8万5千円

期待値損失は上記となります。
ここでわかるのが、人間は損失を被りたくないという心理が働きます。

これがまさに「プロスペクト理論」という考えそのものです。
投資や資産運用において我々はこのプロスペクト理論通りに行動してしまっていることも多くあります。
特に株式投資やFXにおいて損を放置し、損切りができない

さいごに

今回は世界のヨコサワの動画を例に「プロスペクト理論」を説明させていただきました。
彼の説明は非常に分かりやすく、動画を見てすごくファンになりました。
実際、彼のギャンブル理論から投資についてのマインドや考え方はかなり学ぶことがあります。
投資や資産運用はこのような考え方を理解することが大切ですね。
結果が付いてくることを信じ、行動していきましょう!