投資で大切なことはマインドと考え方です。
ただ、そのマインドや考え方は根性論ではなく理論に基づく必要があります。
今回の記事では「投資で最も大切な考え方」である「大数の法則」について解説していきます。
※コツコツ積み上げる資産運用系というよりもどちらかというと「投資」にフォーカスを当てています。
目次
そもそも投資の世界の勝者は何%?
投資の世界では勝つ人は全体の5%です。
95%の人は元本を全部失うかマイナスになり、投資そのものをやめてしまいます。
なぜ、こういうことが発生してしまうのでしょうか?
投資で勝つためには?
投資で勝つためには、「優位な局面を見定め、そして優位な方に賭け続ける」という考え方が必要です。
短期的に見ると優位性のある局面でも、予想とは逆に行きハズレを何回か連続で引くことももちろんあります。
しかし、負けを重ねてしまった場合、人間心理的には考え方がぶれ、不利な方に賭けるようになってしまう傾向が強くなります。
例えば、株式投資でマイナスになってしまうと、普段ではありえないような取引をしてしまい、泥沼にハマっていきます。
そういった局面と立ち会ったとしても、「優位性のある方を予想し賭け続ける」ことが大切になっていきます。
投資では「大数の法則」を理解すべき
大数の法則という言葉を耳にしたことはありますか?
大数の法則は投資だけでなくとも普段の生活からも使うことができます。
例えば、6:4で勝てる勝負があったとします。
もし、あなたが「6」の方に賭け続けることができればどうなりますか?
6の方に賭け続けたら、最終的に勝つことができるのはおわかりいただけるかと思います。
もちろん勝ったり負けたりを繰り返すのが投資です。
それでも諦めずに同じことを繰り返していくことが大事になり、お金が続く限り「大数の法則」という理論はとても有効です。
大数の法則は確率思考に通ずる
確率の高いことを行うことができれば、必然的に勝利に近づいていきます。
とある実験を1〜6の目があるサイコロで下記ルールで行いました。
サイコロシミュレーターのサイトを使って実際に行ってみます。
サイコロを12回振る【ルール2】
1から4→勝ち つまり4/6の確率になるので勝率が66.7%
5、6→出たら負け つまり2/6の確率の確率になるので勝率が33.3%
12回振る 1回目
一回目は8/12の確率になり、勝率はなんと確率通り66.7%になりました。
12回振る 2回目
一回目は9/12の確率になり、勝率はなんと確率通り75%になりました。

このような形で12回だと確率がぶれてきます。
例えば、1の目を見ると一回目は8.3%であり、二回目は16.7%になるので試行回数が少ないのでぶれてきます。
ここで6万回振ったらどうなるでしょうか?
6万回振ったら確率ではじき出す数字に近づく
6万回振ったシミュレーションはこちらになります。勝率でいうと約66.7%になっています。
特に一つ一つの目を見ると、各目が16.7%に近づいているのがわかりますでしょうか?
つまり、優位性のある局面で賭け続ける=試行回数を増やしていく ことにより、勝率を確固たるものにしているのです。
【大数の法則】というのはこのように、実験回数(サンプル数)の数が多ければ多いほど、実験結果は決まっている確率に限りなく近づいていきます。
この理論を言っているのが、ポーカー世界一に輝いた木原さんです。
木原さんの書籍を見ると大数の法則の大切さを学ぶことができますのでオススメです。
さいごに
大数の法則を身につけると少しの負けは気にならなくなり、続けていれば絶対に勝てるというマインドが醸成されます。
実際の株式投資、FX等でも使える知識とマインなので、ぜひしっかりと理解してください!