以前の記事で支出を見直そうと書きました。
収入に対して支出の割合が高くなりがちなこの日本において「支出削減」は至上命題になっていきます。
今回はその記事の続編になりますが、クレジットカードやローンの金利は大事!ということを解説していきます。

その前に以前の記事を見ていない方はこちら!

資産運用や生活をよくするためにはまず「支出」を見直そう!<支出見直しの教科書①>

まずは信用情報を改めて取ってみよう

CIC(Credit Information Center)情報って知っていますか?
CICとは、信用情報機関であり、あなたの金融に関する情報を管理しています。
クレジットカードを作成しようとしてもクレジットカード会社から拒否される場合は、CICに記載している情報が良くない可能性があります。
ぜひ一度あなたの信用情報を取り寄せて、現状を直視するだけではなく、今後削除したいような情報が掲載されていないかを確認してください。

利率が負債に与える影響を理解する

真のお金持ちは、投資またはローンに対して金利がどのように機能するのか理解していて、さらに「複利の力」というのも理解しています。
残念ながら、多くの一般の方ちはそれを理解していないことが多いです。
複利は、負債に対しても一定間隔で元金に追加される金利を意味し、複利であれば借り入れた金額に対して返済する金額がより大きくなります。
例えば、あなたが100万円を5年払い(60回払い)で借り入れたとします。
住宅ローンのように低金利の1%で借入をした場合、消費者金融のように高金利の18%で借入をした場合、それぞれで分けて考えていきます。
以下のシミュレーションは以下のサイトから参照しています。

ローンシミュレーション

金利1%の場合

借入金額:100万円
金利:1.000%
借入期間:5年 (60回払)
返済総額:1,025,596円
支払利息総額:25,596円
月額返済額:17,093円
年間返済額(月額返済額×12):205,116円

1%金利

1%の場合、100万円に対して約25000円が利息になってきます。

金利18%の場合

借入金額:100万円
金利:18.000%
借入期間:5年 (60回払)
返済総額:1,523,573円
支払利息総額:523,573円
月額返済額:25,393円
年間返済額(月額返済額×12):304,716円

100%金利

18%の場合、100万円に対して約520,000円が利息になってきます。
1%と比較すると約20倍の差が出てきます。
ローンをするのであれば、できるだけ利率が低めのところで借りるか借り変えるほうが良いということがわかります。
住宅ローンを借りている場合も借り換えをすると安くなる可能性が非常に高いのです。



負債はなるべく減らすべき

上記から分かる通り、負債をできるだけ早く支払うことが必要になります。
今は大変になりますが、確実に支払総額が減るからです。

負債はなるべく金利が低いところに変えることができれば尚良しです。

さらに心理的なベネフィットもあります。
負債に追われる立場から貯金をするという攻めの立場にシフトすることができます。
言い換えれば、お金から逃げるのではなく「お金を追う立場になる」必要があるということです。

思考を変えて実際に行動してみましょう!